米軍の救助作戦に対する 旅de九条の会世話人 椋木昭夫のつぶやき
「ともだち」作戦というらしい。助けてもらっているのに友情を疑うわけではないが、
旅人にとって、この「ともだち」という言葉は特別な意味があります。新しい町に着
いて日本語で、「日本人ともだち」といって近づいてくる人は、旅人は警戒します。
下心がある場合が多いからです。本当に友達と思っている人にあえて「あなたは、
ともだちです。」という人は少ない。
すでに、普天間基地を撤去しないで、固定化しようという動きが出ています。災害
で海兵隊のグアム移転費用も日本が負担できなくなっているというのです。そもそ
も自分の国の軍隊の移転経費(1兆円ともいわれる)を「ともだち」に出させるのも
友情を疑う話ですが。
まあ、辛口の批判もありましょうが、私は、指揮官らによるネーミングはともかくとして、
沖縄で、普段は「人助けという名の人殺し」の練習をさせられている米軍の労働者が、
実際の人助けに参加して生きがいを感じながら、日本人にほんとうに友情を感じるこ
とができるわけですから、今回の軍事作戦ー「ともだち」作戦は、米軍内部での自立
的平和運動につながる可能性があると思い歓迎しています。
アフガニスタン、イラクやリビアでも、戦争で荒れ果てた国土で、農作業や医療活動
、学校建設などの復興活動に米軍が最新設備で活躍する「ともだち」作戦を申し出て
もらいたいものです。それこそが、もっとも効果的なテロとの戦いではないでしょうか。